「さり気なく、佇まいをととのえることから始める茶時。」
⚪︎
雪が降りしんとする中、日常の小さな音にも温もりを感じる朝、
はるばる大阪へご旅行の折、一席へお寄りくださったMさんとの書翰。
手にとる道具やうつわを傷つけぬよう、茶を迎えいれる自らの佇まいを整えて下さる、
そんなこまやかなふる舞いに、師より教わった「思いやり」という作法を思い出し、
もうそれだけでこの一席が十分に満ちたものになる と、
トキの流れが和らいで、わたしの心が上を向いていました。
少しづつ慣れていかれる場で、ご自身の感覚がクリアに開かれて、静けさと微笑み(笑いも)、そして深い呼吸を交わせることが叶いましたこと、とても嬉しい時間でした。
ありがとうございます。
(書翰の内容はご了解を得て掲載させていただいています。)
Mさん
−
お茶、という目に見えるもの(でも目に見えない側に近い)の力を借りて、
時間、空間、人、物、こと、、、あらゆる繋がりを感じることができて、感動の体験でした。
そしてこれは*ケ、なのだと。
ありがとう〜
ありがとう〜
素晴らしい時間を過ごせました。
また 来させてください♡
はぁ、楽しかった。
L(李由羽)
−
Mさん、ありがとうございます。
お茶、という植物と過ごす時間が*ケ、であることの喜びと、ご一緒できました今日のご縁に感激+大感謝です。
嬉しい時間でした。
ほんとうはお喋りもいっぱいしたかった、のですが、その気持ちは茶湯へゆだねました。
最後のラオス古樹の茶の気は、後からウェーブになって体に寄せるかも知れません、何か食べておいて頂くと安心です。
またお逢いできたら嬉しいです⚪︎
謝謝
Mさん
−
まだまだ余韵の中にいます。
私は*ケ(日常)の中に感動があるということを知ってしまいました。そしてこんなにも深く繋がり合う世界があることを知りました。
この感覚が私がずっと求めていたものなのでは?と思うくらいです。
昨日は写真を3枚撮らせていただき、そのうち2枚を(ぼかして)ブログに使わせていただきました。
写真も見ていただき、不都合があればお伝えいただきたいと思っています。
L
−
ブログ、クスっとさせて下さったり、しみじみとしたり、文章に魅せられました。写真にもお心配りいただいて、本当にありがとうございます。
Mさんとお茶との深い繋がりに、師の言葉が浮かびます。
「人は茶を迎え入れるタイミングが違うから、良い茶を飲んでいても目の前を通り過ぎてしまうことがある、もしも目の前の茶湯を受け入れ、美味しいと感じたなら、素直な日常のあなたの心に感謝をおくるといいでしょう。」
Mさんのお姿に重なりました。
自然の懐、表情、視点、大地に命を根ざすという深遠さ、見守る心、磨かれた人の技術を目の前にして、わたしは到底わかることなど叶わないと、分かりながら必死に茶という学問を学んでいます。
そんな中で、あるとき命は日常にある物だと気づきました。当たり前なのですが、何かビシっとはまった感じでした。
それだからわたしのすることは茶会ではなく、茶、一席であって、これは*ケということになったんです。
*ケであることが、命そのものの深遠に触れられ、いつも新鮮な気づきをお届けできる方法になるかも知れない、だからわたしのお茶人生は*ケであることを選びました。
*ケの中に、これほどの感動がある。
それがまさにしていることの本質なので、Mさんのブログの記事タイトルを読ませていただいただけで嬉しかったです。
仰られる通りに、見える世界見えない世界そのもので、無理に当てはめることはないけれど、茶の世界にも当たり前に存在しています。
今回、深く繋がれたご縁を本当にありがとうございました。
感謝
Mさん
ー
今日は今朝ほどから、持ち帰らせていただいた白茶を堪能しています。とても澄み切っていて、素直さとか、純粋などの言葉が思い浮かびます。
由羽さんの言葉、しみじみ深く読みました。
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【書翰中の*ケに関連して】
Mさんと書翰していた折、ふと手を伸ばした本の中にハレとケについての文章を見つけました。
ハレ’HAREという音は、人と人、人と自然がフォース領域に触れ合い調和をしていた時代に生じた原初の言霊とも言えるもの、「母なる空間力よりのヒカリ」とするならば、ハレの言葉は特別を意味するのでは無いのかも知れません、ただ言霊の力を現代の言葉だけで理解することがわたしには難しくて、知識にもならないのですが、感覚で捉えて読んでみるととても興味深い内容でした。
そんなことからハレとケには一般に使われる言葉の意味ではなく、音としてこの世へ深遠な働きかけのあることを初めて知りました。
私たちが常に話したり聞いたりしている言葉や音のエネルギーが人生に与える影響、原初の言葉について詳しい方がいらしたら、ぜひお話を聞いてみたいです。
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往復書翰は、茶室へお寄せいただいた感想や書翰を、お声の主より御了承いただける範囲内で綴ってまいります。
皆さんとお茶とのご縁がこれよりも素晴らしいものでありますように、謝謝。le you
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